【体験談】オリジナル雑誌作りは楽しみながら仕事に大切なスキルを学ぶのに最適

 

皆さんは仕事で役立つスキルを上げるために帰宅後何か取り組んでいますか?

または休日、仕事に役立つ勉強をしたりしていますか?

 

この質問をしたのは、「やるべきだと思ってはいるもののなかなかできていない」方が多いのではないかと思ったからです。

 

僕も仕事から疲れて帰ってきて「今日はダラダラして過ごしてもいいか」なんて考えてしまうことがあります。

でも結局、毎日それの繰り返しになっていませんか?

 

その理由の一つは仕事から帰ってきて仕事の役に立つ勉強なんてモチベーションが上がらないからです。

 

そしてモチベーションが上がらないのは「楽しいこと」じゃないからです。

 

楽しみながら仕事に役立つスキルを上げられることがモチベーションアップや取り組むきっかけになるのではと考えました。

 

昔から好きだった雑誌を自分で作ってみることにし、取り組んだことで毎日楽しみながら仕事に大切なスキルを学ぶことができました。

 

雑誌作り?!それで仕事の何に役立つの?

と思われた方も多いはずです。

 

今回は僕の体験談からオリジナル雑誌作りは楽しみながら仕事に大切なスキルを学ぶのに最適という話を共有します。

 

この記事ではオリジナル雑誌作りで具体的にどんなスキルが学べるのかにフォーカスして進めていきます。

 

雑誌づくりで身に付くスキル

雑誌を自分で作ってみるとどんなスキルを身に付けることができるのか、スキルアップに繋がるのかについて最初にまとめておきます。

 

雑誌を一から作ったことで、主に5つのスキルを上げることができました。

 

  1. 企画力
  2. 巻き込み力
  3. デザイン力
  4. ライティング力
  5. 発信力

 

では早速、それぞれのスキルについて具体的に解説していきます。

 

1.企画力

雑誌づくりではまず、企画力を上げることができます。

当然、雑誌を作るといっても何も情報が与えられていない状態から作るわけですからテーマは自由です。

 

あなたのアイデアをカタチにしていくことができます。

企画といっても経営企画や商品企画、プロモーション企画など分解すると様々な企画があります。

 

雑誌づくりはあなたの企画次第で色々な企画を練ることができます。

 

雑誌づくりの企画では、 大きな枠組みとして「雑誌という媒体を通して発信したいこと」から考えていきましょう。

 

また何を雑誌のコンテンツにするかも自由です。

 

写真集やアート写真に近いビジュアルで見せていく形式、インタビュー形式、音楽などの趣味に特化した雑誌など。

雑誌の企画には色々な手段があることがわかります。

 

与えられた企画ではなく、自ら能動的に企画を考えていくことが企画力を上げるためには有効です。

 

アドバイスをしておくと、 自分が本当に好きなジャンルで取り組むようにしましょう。

 

あなたの企画なので正解・不正解はありません!

自由にテーマを決めて制作するようにしましょう。

 

もちろん、色々なジャンルの内容を雑多にまとめた雑誌でもOKです!

 

まずはモチベーションを維持して取り組むために雑誌作りを楽しめることが一番大事です。

 

この記事に興味を持った方の多くはビジネスマンの方だと思います。

仕事をしながら作ることになるので仕事帰りや休日に作る時間を確保しないといけません。

 

だからこそ、モチベーションを維持して制作に没頭するくらい楽しめるが大事なのです!

 

2.巻き込み力

自分一人で雑誌を作ることもできますが、ぜひ友人を巻き込んで作るようにしましょう。

 

周りを巻き込んで一つのモノづくりをすることは貴重な経験になります。

一人で作るよりも色々なアイデアが生まれて発見もあります。

 

巻き込む人が増えればボリュームのある雑誌を作ることができます。

とはいえメンバーが増えればその分、企画を進めて進捗を管理しながら制作していくのは難しくなります。

 

仕事をされている方ならよくわかるかと思います。

 

メンバーによって日々の忙しさは異なります。

学生ではないのでたくさん時間があるわけでもありません。

 

つまり巻き込み力の先に、マネジメント力や推進力も必要となるわけです。

 

アドバイスとしては、仕事しながら制作することになるので無理なスケジュールを立てることもガチガチの日程を決めることもおすすめしません。

 

しかし、「今年中には完成させよう」「6ヶ月をめどに印刷まで終えよう」など期限を決めることはとても大事です。

 

仕事でも無期限の目標なんてないですよね?

 

時間という資源は有限なわけですから、ここはある程度きちんと明確に定めてから取り組むことをおすすめします。

 

3.デザイン力

デザイン力といっても分解すると様々なデザイン力があります。

 

ざっくりまとめると4つのスキルが上げられます。

 

  1. デザインの基礎知識
  2. デザインツールを扱うスキル
  3. 写真や画像を扱うスキル
  4. 言語や伝えたいことをデザインに落とし込むスキル

 

デザインの基礎知識

普段デザインに馴染みのない方は「デザインて結局センスでしょ?」と思われている方も多いはずです。

ですがデザインはほぼ9割が論理的に説明できるものです。

 

デザインの基礎知識を身に付けることで、実際に商品のプロモーション企画や販促企画でも役に立ちます。

 

フォントやカラーなんて普段気にならないかもしれませんが、あらゆる広告媒体で商品やサービスをユーザーに購入してもらったりブランド認知してもらうために練られています。

 

人はカラーやフォントなどから無意識的にイメージを抽出しています。

 

たとえば、男性用髭剃りの広告ではクールな男性のイメージとして「爽やかなブルー」「力強さのゴシックフォント」「水々しい写真」「髭剃りの切れ味を表現するためにフォントをイタリック(斜め)にしたりカラーをシルバーにしたり」

 

広告を一目見ただけでその商品やサービスのブランドイメージを考える力になります。

 

雑誌を作るときにもフォントやカラーが与える印象は大きいです。

自分が発信したい内容に合わせたイメージをデザインに落とし込むことでデザインの基礎知識は身に付けることができます。

 

デザインツールを扱うスキル

雑誌づくりではデザインツールとしてPhotoshopやIllustratorを使って雑誌のデザインを作っていきます。

 

Photoshopを使いこなせるようになることでほとんどのデザインは作ることができます。

 

プレゼンの資料素材などもデザインツールで作れるようになると表現の幅が広がります。

スライド全体のデザインもきっと良くなります。

 

またキャンペーンPOPや販促物などを作っている方はより顧客にインパクトを与えるデザインに仕上げることができるようになるでしょう。

 

写真や画像を扱うスキル

雑誌に最も重要な要素の一つが写真や画像です。

 

写真や画像はビジュアルで表現することができますし、いい写真を使うだけで雑誌のクオリティが変わるほどです。

 

写真をどのようなレイアウトで配置したり、サイズはどれくらいがいいのか、画像とテキストとのバランスをどうするべきかと考えることはたくさんあります。

 

画像を制するもの雑誌を制する!とまでいえます。

 

画像で読者に何を伝えたいのか、イメージを持ってもらいたいのかを考えて表現する力が身につきます。

 

言語や伝えたいことをデザインに落とし込むスキル

言語や伝えたいことをデザインに落とし込むスキルを身に付けることができるのが最も重要です。

 

デザインはアートではありません。

デザインの役割は課題を解決することや達成したい目的があるからです。

 

たとえば、商品のプロモーションであれば、顧客が商品やブランドを認知してもらって購入してもらうことが目的ですよね。

 

プロモーションでは当然、商品の写真を見せる必要があります。

伝えたいことをデザインで表現するのが顧客にとっては理解しやすいのです。

 

全く興味のない商品の細かい説明なんて面倒で読みたいと思いませんよね?

 

一方で写真やデザインが目を惹くもので興味を持ったら「買ってみようかな?」と思うことは一度はあるはずです。

 

企画したコンセプトやコンテンツを読者にデザインを通してどのように発信したいのか考えて制作することで、伝えたいことをデザインに落とし込む力を身に付けることができます。

 

4.ライティング力

雑誌にはデザインや写真と同じく、記事も大事な要素です。

記事を書いていく中でライティング力を上げることができます。

 

メールやプレゼン資料作成、日報、議事録、マニュアル作成などビジネスマンにとってライティング力は必須スキルと言えます。

 

すぐにライティング力は伸びるものではありませんし、初めて記事を書くことに挑戦するわけですからいきなり上手い記事が書けることはなかなかありません。

 

取り組んでみると記事の下手さにモチベーションが落ちてしまうこともあるでしょう。

 

しかし、雑誌づくりを取り組む中でライティング力の基礎を身に付けることはできます。

 

ライティング力の基礎を高めるためには、まずはプロの記事を真似ること。

真似るとは文章をそのままコピペしろという訳ではありません。

 

まるパクリということではなく、文章構成や展開の仕方、言葉選びをよく観察することです。

 

雑誌や記事によって使われる言葉のトーンは多少異なりますが、読みやすい記事や惹きつける記事を研究することで人を惹きつけるキャッチフレーズや論理展開、起承転結などが少しずつ理解できます。

 

普段文章や記事を読んでいるときは意識していないと最初は難しいかもしれません。

分析してみると気づきや発見があり、文章が劇的に改善されます。

 

当たり前ですが、雑誌はプロの方が作っていますし市場に出るまでに校正する人や編集者、編集長など多くのプロの目を通して採用されているものです。

 

雑誌を作ったこともない人がゼロから生み出すのは不可能です。

 

「真似して学ぶ」が鉄則です。

 

たとえば、スポーツではプロのフォームや上手い人のプレーを見て真似していた方が多いでしょう。

 

雑誌作りもそれと同じです。まずはプロの記事を参考にして「まねぶ」ことが近道です。

 

5.発信力

おそらくデザイン学校や美大生でない限り、雑誌を作った経験がある人は周りを探してもほとんどいないのではないでしょうか。

 

僕が雑誌を作り始めた時も過去に雑誌を作った経験がある人はいませんでした。

それくらい多くの人は「雑誌を作るなんて無理だろ」と思っている訳です。(興味がない場合もありますが…)

 

だからこそ「雑誌を作る」ということはすごいことです。

この記事をここまで読んできて「自分も雑誌を作ってみたい!」と思ったあなたはそれだけで普通の人よりも可能性がある訳です。

 

雑誌を作ることを決意したことや雑誌を作っている進捗、完成したあとの販売まで発信することをおすすめします。

 

先ほどの巻き込み力にも繋がりますが、思わぬ友人が参加したいと言ってくれるかもしれませんし。

応援してくれる人もいるかもしれません。

 

完成したときに発信はもちろんすべきですが、その過程から発信を続けることでより応援してくれる人は増えます。

完成したら買ってくれる人も増える可能性があります。

 

ちなみに僕は発信をし続けてきたので雑誌の完成前から「買いたい!」と言ってくれる人たちがいました。

おかげさまで50冊ほど販売することができました。

 

発信することでアウトプットに繋がりますし、どうすれば周りに興味を持ってもらい買ってくれるのか分析することができるのでおすすめです。

 

最後に

体験談としてオリジナル雑誌作りは楽しみながら仕事に大切なスキルを学ぶのに最適ということで具体的に雑誌づくりで身に付くスキルについて紹介してきました。

 

「雑誌づくりなんて自分には無理!」と思われた方も多いのは理解しています。

僕も同じように無理だと思っていたからです。

 

しかしこれまで美大や専門学校を出ている訳でもなく、これまでデザインの勉強をしたことがなかった僕でも雑誌を作ることができました。

 

根性論じみた感じにはなりますが、それでも言いたいことはやる気さえあれば雑誌は作れます!

 

結局はやるかやらないか、それだけの問題です。

 

そして雑誌づくりという遊びながら仕事で役に立つ多くのスキルを得ることができたので本当にコスパ最強です。

 

僕が雑誌を作ったのは全くデザインとは縁遠いお堅いイメージの銀行員でした。

その時はデザイナーになるともなれるとも思っていませんでしたが、興味はありました。

 

その一年後、僕はWebデザイナーとしてキャリアチェンジしました。

 

雑誌を作った経験が新しい道を開いてくれたと本気で思っています。

 

今回は仕事に大切なスキルを身に付けるために雑誌を紹介してきましたが、デザイナーを目指す方は雑誌を作った経験は就職や転職で評価してもらえる可能性がああります。

 

ぜひチャレンジしてみてください。

 

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